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 糖尿病教室ダイジェスト

 早川浩之の内科医院では、毎月、第2土曜日の午後に、糖尿病教室を開いています。
 ぜひご出席ください。
 糖尿病の治療の主役は患者さん自身だといわれますね。
 糖尿病についてよく理解し、治療を成功させましょう。
 気軽な会にしたいと思います。ぜひお出かけください。
 ティータイムには小さな音楽会があります。お楽しみに。



糖尿病と動脈硬化/糖尿病合併症と日常生活ケア 平成17年3月12日 第25回

1.糖尿病と動脈硬化

 糖尿病には、いろいろな合併症を伴うといわれています。細い血管が傷められて起きる三大合併症(網膜症・腎症・神経障害)がよく知られていますが、太い血管の障害である動脈硬化も合併症のひとつです。
 動脈硬化の結果、狭心症や心筋梗塞、脳梗塞、閉塞性動脈硬化症、下肢の壊疽などが生じます。
 動脈硬化を引きおこす危険因子には、糖尿病のほかに高血圧・高脂血症・肥満・喫煙・ストレス・性差(男性)・加齢などがあります。特に糖尿病・高血圧・高脂血症・肥満の4つは、死の四重奏、又は、メタボリックシンドロームと言われ、動脈硬化と密接に関連付けています。
 メタボリックシンドロームは、内臓脂肪の蓄積により、インスリン抵抗性が強まることにより生じます。女性でよくみられる皮下脂肪型肥満(下半身肥満・洋ナシ型肥満)に対し、男性でよくみられる内臓脂肪型肥満(上半身肥満・リンゴ型肥満)では、インスリン抵抗性→多量にインスリン分泌→高インスリン血症へと進行します。高インスリン血症では、腎臓でナトリウムが排泄されにくく、高血圧につながり、肝臓で脂肪が過剰に作られて高脂血となり、血管の壁を構成している細胞が増殖して血管内腔が狭くなり、動脈硬化が進み、高インスリン血症はますますインスリン抵抗性を強めて、糖尿病を進行させます。
 動脈硬化を防ぐには、上記の危険因子をひとつでも減らすことが大事です。内臓脂肪型肥満の人はその解消につとめなければなりません。
 食事療法と運動療法により、メタボリックシンドロームにならないようにつとめましょう。飲酒・喫煙にも注意してください。
 指示カロリー量を守ってください。アルコールは酒1合またはビール中瓶1本以内に、腹八分目、寝る前3時間は食べない等に気をつけましょう。
 日本人は一般に塩分をとりすぎで、1日平均13gくらいと言われています。高血圧に対しては1日6gにおさえたほうがよいと思われます。
 高脂血症に関しては、牛肉・豚肉・ハム・ソーセージ・卵黄などは控えめにし、油は植物性のものを使い、食物繊維をとるようにしてください。
 肥満症の人では、食事・運動療法などで標準体重までにいたらなくても、2〜3kgの体重減少により、血糖・血圧・コレステロール値がかなり改善されることがあるので努力してみてください。



2.糖尿病合併症と日常生活ケア

糖尿病になり血糖コントロールが悪い状態が続くと、糖尿病特有の様々な合併症を発症します。今回は糖尿病合併症の1つの神経障害を中心に合併症の種類や合併症を悪化させないための日常生活ケアについてお話しました。

  • 糖尿病三大合併症
    1. 糖尿病神経障害(最も多く発症し、早い時期に出現する)
      高血糖が続くと、細小血管の血流が悪くなり、神経細胞への酸素や栄養の供給が不十分になるため、 神経細胞が侵されます。その結果、手足のしびれや痛み、立ちくらみや発汗障害など、全身に様々な 症状をもたらします。
    2. 糖尿病性網膜症(中途失明起因の第1位。若い人ほど進行が早い)
    3. 糖尿病性腎不全(透析原因の第1位)
  • 日常生活ケア

神経障害は足に起きやすいので、日常生活では足のチェックは特に必要です。足のやけどやケガを防ぐため、 素足を避け、靴下を履き、足にやさしい靴を選びましょう。


3.ティータイム&ミニコンサート

ローカロリーデザート:ミルク寒のフルーツ和え
演奏:フルート・ヴォーカル(藤井ひろみさん)と
ピアノ(浦島玲子さん)

「ひな祭り」の歌が美しくアレンジされ、ひろみさんの歌声が心に染み入りました。

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